令和四年九月場所十一日目観戦記
そ の 十(令和 4年 9月21日)
栃丸は関取になって 3場所目だがこの場所は絶不振、いつものように細かく突っ張っているのだが、全然効いていない。 この写真だと攻めているようにも見えるが、何秒か経つと西に追い込まれていて、引っ掛けられて大きく崩された。
北の若が長い長い腕を伸ばして武将山を破ったあと、腕に限らずとにかく長い輝と北青鵬の取組は、右を切られて突っ立った北青鵬が脆く崩れた。 北青鵬は右を取れば相手を引っ張り上げてしまうが、常に突っ立ち膝が開かず、現状では今一つ魅力に乏しい。
島津海の塩撒き姿を真正面から撮ると塩の軌道が綺麗なのだが、縮小するとなんだか羽衣のよう。その島津海は東白龍に引っ掻き廻されかけ、 ついていって押そうとしたが、右の張り手が強烈で崩されてしまった。
20歳になった熱海富士は、36歳になった徳勝龍戦。前場所差し負けて一方的に負けた喧嘩四つの対戦、勉強の成果を見せたかった熱海富士だが、この場所も立つなり左を入れられた。
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十枚目取組・三
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