令和四年九月場所十三日目観戦記
そ の 十六(令和 4年 9月23日)
逸ノ城の不調で好取組になり損ねた感のある宇良戦。意外にも懸賞がない。相撲内容も意外、宇良左小手投げで一つ註文をつけたが、 逸ノ城向き直るや猛然突き立て右からかち上げた。宇良半ば腰砕けになって綱渡りというか俵渡り、逸ノ城構わず突撃して青房下に追い落とした。
大栄翔立ち合いの当たりと突きはうまくいっていたが、爪先立ちの左足が出遅れて手繰られ、頭を下げて押そうとするも下半身が崩れて逃げ切られた。 受けの強い若元春に捻られた形で大栄翔負け越し、若元春は勝ち越し。
豊昇龍の十八番、右の下手投げ。体の硬い錦木、豪快に投げ飛ばされる。豊昇龍がこの右で将来をどう切り開いていくか、 今は右に拘りすぎて道を広げ損ねている部分もあるが…
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幕内取組・五
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