令和四年九月場所千秋楽観戦記
そ の 十九(令和 4年 9月25日)
若隆景は11勝目の勝ち名乗り、矢をむんずと握った。
弟・若隆景から水を受けた、次兄・若元春、右から引っ張り込みにかかったあと右おっつけから上手、左四つにガッチリ捕まえてあとは出るだけ。 御嶽海は腕を伸ばせず屈服してしまう。御嶽海はこの日が大関としての本場所最後の日…となるかどうかは今後の話だが、淡泊に過ぎて前途が危ぶまれる。
めでたいはずの結び、貴景勝に正代は、正代の右素首落としが貴景勝の左筈の餌食となり、正代ひとたまりもなく飛び出して呆気ない幕切れ、聡ノ富士の出番を早めた。 引き締め役のような聡ノ富士、責任重大。
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