令和五年九月場所初日観戦記
そ の 九(令和 5年 9月10日)
横綱照ノ富士を欠く、協会御挨拶。赤房側にどっしり構えるのは、新小結の錦木。
友風は水戸龍の左からの攻めに崩され、突っ張りをまともに浴びて黒星スタート。手玉に取られた形の友風。 そして白房で手を取る水戸龍。
左四つから大奄美が強引に右を巻き替えると北の若出られず、こちらも強引に左を巻き替える。本当ならここが出るタイミングだが、 差されたあとに出た大奄美、北の若の右上手出し投げに横転。下手を取っていた左肘が死んでいたのが逸機の原因。
タオルを噛んで力を入れるのは玉正鳳。力を入れて両手で突いたが、すぐに左を差されて忽ち俵を背負い、貯めた力を引き出す遑もなかった。
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十枚目取組・四
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