令和六年三月場所九日目観戦記
そ の 五(令和 6年 3月18日)
二番出世を境に、幕下の取組に進む。 7番目、東から長村、西は二本柳。 4連勝同士だが、長村は三段目だ。当たり合って互いに突かんとしたが、 長村が右から宛がうなり左から一突き、あに図らんや二本柳は腰からドーッと白房に崩れ落ちた。長村は 6番相撲で若隆元を降し、 ついには安青錦の連勝を20で止めて三段目優勝を勝ち取った。
東の朝興貴が立たず若隆元が 2度突っかけて 3度目、朝興貴が先に立って両手突きから突っ張ると若隆元右おっつけから去なし、 朝興貴がなおも突っ張ると若隆元引いて右に下がり、朝興貴の出足が止まるところ若隆元左横褌を取って逆襲、右で胸を押して攻め落とした。
元関取の日翔志と朝乃若の一番、右四つの日翔志が左を差そうとしながら右を固めて当たり、左下手右上手と取って左四つに捕まえ休まず攻め切る。 何度も首を傾げる朝乃若、どういう作戦だったのかは動きから読み取りにくいが、吸い込まれて何もできなかった。
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