令和六年七月場所初日観戦記
そ の 十二(令和 6年 7月14日)
丁髷 2場所目の大の里が賜盃を抱いて入場、賜盃と優勝旗の返還式に臨む。馬力の横綱といえば北の湖、しかし北の湖は重心が低かった。 大の里と北の湖の違いは、四つが反対であること、大の里の方が重心が高く腕も長いこと、このあたりか。これで大の里が左のおっつけをものにすれば将来がより明るくなる。
38代庄之助による顔触れ言上のあと暫し休憩、中入後最初の一番は、幕尻の錦富士と、幕内から下がった時疾風。 左の相四つながら錦富士が意外に左差しにこだわりすぎず、熱戦の中で終始おっつけを効かせた錦富士が、時疾風の脇の甘さを突いて攻め切った。 時疾風は動かれると腕が大きく広がってしまう癖がより明瞭に出てしまう。
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幕内取組・一
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