令和六年七月場所初日観戦記
そ の 十五(令和 6年 7月14日)
湘南乃海が自分の呼吸で先に立つとそこに隆の勝突っ込んで右おっつけ、白房に攻めていったが、右で上手を探ったのと巻き替えにいったのが欲張りだったように見えた。 湘南乃海が右で抱えると隆の勝は足が止まってしまい、右小手投げに振られて崩れた。この隆の勝が優勝同点を記録するとは、思いもよらない。
大阪ほどではないと思うが、宇良の応援タオルがそこかしこに。客席を桜色に染める力士、それが宇良である。 迫力豊かな馬力と巧みな差し身のハイブリッド、阿武咲は、まずは両差し狙いの恰好で宇良を入れまいとする。宇良は当たって一つ押し上げ左で下手、 阿武咲が切ると宇良手繰って誘い、額でかます。突き返そうとする阿武咲。すると宇良左に大廻り。阿武咲見ながら追って右に叩く。 宇良は左足が内に入ってよろめいている。
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幕内取組・四
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