令和六年九月場所二日目観戦記
そ の 八(令和 6年 9月 9日)
十枚目の取組は残り 3番。島津海立ち遅れてしまい、両差しを狙いながら左肩を下げて立ったが、玉正鳳が狙った左前褌への対応が何もなく、左差しで青房に出ていったところ右腕を万歳にさせられ、 右上手を取られて倒された。寄っていくのも無茶だったけれど、止まってどうなるという取り口でもないし、島津海としては悩ましい。
幕内力士の土俵入り、西の関脇貴景勝は後ろから 3人目、ちょうど筆者の目の前。こちらの方向には、
2度目の優勝
の額がある。あれから 4年。
東方、さきほど貴景勝がいたところには欧勝馬、そしてすぐ前を歩いたのが玉鷲だ。今日も元気にその姿を現した。
(以下次頁)
十枚目取組・四
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