平成二十九年十一月場所初日観戦記
そ の 五(平成29年11月12日)
1月の初日
にも同じようなことを書いてはいるが、十枚目の土俵入りが終わり、暫しの休憩。この時午後 2時15分、入り待ちの時間もそろそろ終盤といったところか、客席の入りはだいだい半分強といった感じ。
これもまた
1月の初日
、十枚目の下位で苦戦中と書いた里山、 9月から幕下に下がった。相手は徐々に戻ってきた鏡桜。 左と右の喧嘩四つなのだが、この日の相撲は差し手争いではなく、里山を懐に入れまいと鏡桜が盛んに攻めたのは顔だった。そういえば 2日目もそうだが、顔の歪む取組が結構あったような。
翔猿に引っ掻き廻された北太樹、左を大きく返して右上手を引いてまさに金剛不壊…と思ったが右が深かったか、翔猿が左後ろに下がると足が出遅れ逆転負け。 素早い体の寄せと右上手を離す勘の鋭さが見られないのは寂しい。
道産子、大乃国と同じ芽室町出身の矢後は関取 2場所目、おっつけて左四つにした側が高い体勢になってしまう不思議な完敗。
(以下次頁)
十枚目取組・一
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