令和二年九月場所千秋楽観戦記
そ の 二(令和 2年 9月27日)
この日も最初に登場させるのは夢道鵬…って
7日目
と同じ書き出し。左下手を取って半身になるが、 下手投げにいくと芝は浮いてしまう。そのまま投げ捨てて夢道鵬の勝ち。なるほど幕下下位では確かに強い…というより、相手が簡単に左を差させすぎる。
慶天海は気づけば30歳になっていた。この 2年ほど、幕下40枚目あたりが主戦場になっている。左四つの慶天海が右四つになったが、 右足を飛ばしての蹴返しで霧の富士を仕留める。うまく決まったが、かなり遠い足を蹴っている。
休場力士の群れ。このとき関取10人。 3人の再出場力士がいるが、無理な出場は土俵の興を殺ぐし、本人の肉体にも好ましい影響を与えまい。 出場者にも、 7月場所を終えて体をつくり直す間もなく本場所がやってきたと思われる力士が何人もあった。
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