令和二年十一月場所初日観戦記
そ の 十二(令和 2年11月 8日)
優勝額の除幕に臨む照ノ富士。そういえば
前回の除幕
も見ていた。あのとき筆者はこう書いた。 「照ノ富士はまだまだ増やしたいだろうし、観客の殆どがそうなるだろうと信じている中での除幕だ」。「まだまだ」とは言えないが、遂に 1枚増やした。 あのときの観客が予想もしなかった人生行路を経て。そして、あのとき掲げた優勝額は、この場所を限りに外される。 1場所限りの 2枚共存である。
初めてのことが続く正代、夢の優勝掲額だ。東農大出身者初の優勝力士として、国技館にその勇姿を現す。
休憩時間、ここでもマスク着用の注意喚起。これが翌 2日目の幕下の取組では、取組中にも行われてしまい、非常に残念であった。
中入後最初の取組、これぞ志摩ノ海という前傾とおっつけ。千代ノ皇は右四つに捕まえたいが、起こせない。両差しになろうとしたのは欲張りすぎで、 逆に距離を開けられて屈した。
(以下次頁)
幕内取組・一
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