令和二年十一月場所千秋楽観戦記
そ の 十(令和 2年11月22日)
足を乱したまま押そうとした豊昇龍は引き落とされて白房下に吸い込まれ、負け越した。
前場所
尻を掴んで勝ち越した豊昇龍、 この場所尻を引かれて負け越そうとは。
炎鵬の珍しい吊り寄り、翔猿が重くないからこそということだ。翔猿は相手をよく見ながら速く動くのが身上なのに、よく見る方に傾きすぎた。
白房下、竜電の一連の動き。赤房下の北勝富士ほどうるさくはないのだが、何となく珍妙に見えるし、そもそも時間いっぱいになってから慌てて動くこと自体がおかしい。 一応左四つにはなった竜電、しかしこの場所の北勝富士は馬力が出ている。右上手が取れたのがかなり遅く、腰が決まらなかった。
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幕内取組・三
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