令和四年一月場所二日目観戦記
そ の 十七(令和 4年 1月10日)
両関脇が白星を挙げ、大関の登場。そして控えには横綱照ノ富士。
初日
火の出るようなぶちかましで若隆景を圧倒した貴景勝が、手負いの明生を相手に躓いた。 よく見ると立つなり明生得意の左差しを許してしまっている。短躯の大関が焦って上から押しても効くものではない。明生得意の右への引き足、貴景勝足が開きすぎて這い蹲ってしまう。 落胆の色深い貴景勝。痛い黒星とはいえこの日は小魔窟といったところだったが、翌日大魔窟に嵌まって休場を強いられようとは。
結び前、宇良の相撲はまずかった。正代が警戒しつつ見て立つと、宇良は左筈右おっつけの形になったが当たりが弱く、起こされて正代の左を手繰り、 網打ち狙いの恰好。果たせるかなついてこられた。
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に書いた通りだ。宇良は左肩をぶつけられて横に動けず、 藤島(武双山)審判長の右に真っ逆さま。
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