令和四年九月場所十三日目観戦記
そ　の　一(令和 4年 9月23日)
　13日目も曇り空。幟が彩りを添えてと言いたいところだが、やはりくすんでいる。絞りやシャッタースピードをカメラに任せ、 木々の深緑をバックに撮ってみたが、明るくはなるものの鮮やかさが得られない。

　この力士幟の列に11月から朝乃山が戻るはず…と期待して取った13日目だが、よもやの黒星で可能性がなくなり、 そればかりかこの日は割が組まれなかった。

　腹を満たしていよいよ場所入り。来日40年を迎えた小錦の売店テント( 5月にもあったという)を右手に、並び立つ力士幟も右手に、 進んでいけば正面入口、時に11時半の少し前。

　 1階の西(実際の方位でいうと南)側、コインロッカーの前では外気に触れながら休憩ができる。取的たちの往来もここで見られる。 この後ろ姿は下駄履きの序ノ口力士だ。一般には序二段までは下駄履きとして知られているが、序ノ口でも雪駄を履いている力士を見かけることがある。 なので11日目、公式グッズ売店でレジ担当の親方衆 2人(たまたま同一門だが部屋は違う)に尋ねてみた。 すると下駄だという親方と下駄ではないという親方が 1人ずつ。部屋によって違うようだ。
(以下次頁)
前画面に戻る　次頁へ