令和五年九月場所初日観戦記
そ の 十三(令和 5年 9月10日)
平戸海自分だけの呼吸で突っ込んだが琴恵光にさらりと受け流された。左が欲しい平戸海は上手を取ったが、肘が締まらない。 琴恵光右を肩まで入れてグイグイ攻め込み右から掬い投げ、琴恵光は平戸海に
どういうわけか
勝てずにいたが、待望の初勝利。
王鵬は脆く起こされて腰が立ち完敗。祖父の大鵬も上体が立つと脆さはあったが、ならばどうカバーしていくのかという話だ。
時刻は夕方の 5時、中入後取組も後半戦。三役行司木村晃之助が土俵に立つ。阿武咲は突っ張る。竜電は宛がう。互いに喉を押す。 竜電右から去なす。阿武咲左を手繰って崩すや突っ張る。竜電下がりながらも宛がう。阿武咲右に引き落としてさらに去なす。竜電倒れない。 阿武咲胸を押し上げる。竜電堪える。阿武咲さらに押し上げ、東に押し切る。攻めまくったのは阿武咲で流れが一度も竜電のものにならなかったが、好戦だった。
(以下次頁)
幕内取組・三
前頁へ
前画面に戻る
次頁へ
