令和六年三月場所九日目観戦記
そ の 十三(令和 6年 3月18日)
顔触れ言上は木村庄之助。 1月から庄之助として土俵に立っているが、 9月で定年となる。次の立行司は順番通り(三役行司は容堂・庄太郎・晃之助・寿之介の順)に上げていくのだろうか。 顔触れ言上を見るのは 2年ぶりで、
変形
をやめて
元の
に戻されていた。 変形前の口上を耳にするのは
3年ぶり
である。
中入後取組の 2番目、遠藤は下半身が利かなくなってきて番附に下がなくなってきた。この日も突き合いから左四つに持ち込むも上手を引かれ、 それでも左筈で竜電の上手を切って右から出したが、下半身の動きが遅れてついてこられた。
佐田の海は体勢が伸びていようがとにかく出ようとする。それは佐田の海の魅力なのだが、負け相撲で魅力を語られてもと思っているかもしれない。
御嶽海例によって背を丸めたが左を差し負け、すぐに引きつけられる脆敗。右四つの相手に組み勝てない相撲が目につく。
北の若に琴勝峰は、互いによく粘って拍手を貰ったが、腰が割れない据わらないでドタバタしていた。
(以下次頁)
幕内取組・一
幕内取組・二
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